子どもに投資すべきか、老後に取っておくべきか?
子どもが大学へ進学するくらいの親御さんは、いわゆる「働き盛り」という年代が多いだろう。
仕事も忙しいだが、収入も実はピークに達している時期だ。
特に昨今は、大企業でもなければ、40代後半から50代で昇給はとっくに止まっているのも当たり前。
そろそろ老後のことについても考えないといけない時期かも。
もちろん、かわいい子どものためにと、大学進学時用に蓄えているお金もあるだろう。
教育ローン(借金)に頼らなくてもいおうに、コツコツ貯めてきたお金もあるだろう。
ところがそこで、考える。
年金が満額もらえるかどうか、というご時世だし、会社のために身を粉にして働いても、退職金は減る一方という有り様。
子どもの教育費より、自分の老後の方がかわいく思え出すのも、この時期かもしれない。
大学資金を現金でポーンと支払ってしまえば、親としての役目を果たした達成感はあるけれど、逃げたい気持ちも実はあるかも知れない。
なにしろ現金が手元にあるかどうかは、精神衛生上かなり違う。
私なんかもお金があるときとないときでは、気分がもう全く違う。
だからお金が手元にあるかないかは、かなり違う。
たとえ借金が山ほどあったとしても。
もちろん、現金で準備できるのだから、教育ローンなんかには頼らない方がイイ。
でもちょっと考慮の余地もある。
というのも、教育ローンというのは、実はかなり低金利のローンだということ。
老後に万が一、資金不足になってお金を借ろうと思っても、低金利で借りれるかどうか?だったら、ここは低金利の教育ローンを使おうという考えも浮かんでくる。
借金があっても、手元の現金は貴重だしね。
借金はたしかに避けた方がいいけど、貯金も大してないのに無理して現金を出してしまうのも、危ない。
ここは多少の利子を払っても、ローンを使っても良いかも。
一考の余地はあるね。